
「自分の睡眠時間は足りているのか?」と感じている方へ。理想の睡眠時間の目安、日本人の平均睡眠時間、世代・性別ごとの違いをわかりやすく解説します。
あなたの「ちょうどいい睡眠時間」は?
「人は何時間寝るのが正解ですか?」とよく聞かれますが、実は、必要な睡眠時間には個人差があります。
ただし、多くの調査からわかっているのは、
- 睡眠時間は”正規分布(山型)”を描く
- 一番多いのは7〜8時間睡眠の人
- とても短く眠る人、長く眠る人は少数派
ということです。
アメリカの疫学調査では、
7〜8時間眠っている人の死亡率が最も低かったという結果も出ています。
日本のデータでも、7時間前後眠っている人が一番健康だったと報告されています。

年齢によって変わる「ちょうどよい眠り」
もうひとつ大事なのが、年齢と睡眠時間の関係です。
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乳幼児や子ども:たっぷり長く眠ることが必要
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大人:必要な睡眠時間はやや短くなる
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高齢者:さらに少ない睡眠時間でも足りることが多い
このように、成長段階や年齢によって「ちょうどいい睡眠時間」は変わるため、
「何歳でも●時間が正解」というものはありません。
とはいえ、目安がないとわかりにくいので、ひとつの基準としてよく使われるのが次のラインです。
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推奨される睡眠時間の下限:7時間程度
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7時間未満は注意が必要
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(65歳以上の高齢者を除き)6時間未満の睡眠では不十分と考えられる
「毎日6時間も寝ていない」という方は、
健康や日中のパフォーマンスのためにも、一度見直してみる価値があります。

世界一睡眠時間が短い国、日本
国際比較のデータを見ると、
日本は”「世界一睡眠時間が短い国」”と言われています。
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国別の平均睡眠時間を比べると、日本は常に最下位グループ
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青年・成人だけでなく、乳幼児の睡眠時間まで短いという報告もある
つまり、日本人はあらゆる世代で慢性的に睡眠時間が不足しがちだということです。

日本人の平均睡眠時間と世代差
NHK放送文化研究所の「国民生活時間調査」では、
日本人の平日の平均睡眠時間は次のように示されています。
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国民全体の平均:7時間12分
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男性の平均:7時間20分
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女性の平均:7時間6分
一見すると「意外と寝ているのでは?」と思うかもしれませんが、世代別に見ると状況はかなり違ってきます。
40〜60代は6時間台の睡眠が中心
同じ調査の「男女・年齢層別」のデータでは、
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男性:40代・50代
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女性:40〜60代
では、6時間台の睡眠がメインになっています。
なかでも、最も睡眠時間が短いのは50代女性で「6時間36分」。
働き盛り・家族のケアも重なる年代ほど、自分の睡眠時間を削りやすい現実が見えてきます。

起きる時間は早いのに、寝る時間は遅い
同じくNHKのデータから、「起きる時間」と「寝る時間」の傾向も見えてきます。
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朝6時時点で、国民全体の約半数がすでに起きている
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50〜60代女性では、朝6時に起きている人が約6割とさらに多い
一方で、夜の睡眠を見てみると、
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夜11時の時点で、50代女性のうち約4割しか寝ていない
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残りの約6割はまだ起きている
つまり、
「寝る時間は遅いのに、起きる時間は早い」→結果として睡眠時間が短くなる
というパターンが、特に中高年の女性で強く出ているのです。


自分の睡眠時間を一度チェックしてみよう
ここまでのポイントをまとめると、
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理想的な睡眠時間は人によって違うが、7〜8時間前後がボリュームゾーン
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多くの研究で、7時間前後睡眠の人が最も健康という結果が出ている
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日本は世界的に見ても睡眠時間が短い国
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特に40〜60代、とくに50代女性は6時間台前半とかなり短め
「なんとなく毎日これくらい寝ている」で終わらせず、
一度、実際の睡眠時間を数字で把握してみることが大切です。
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平日の就寝時刻と起床時刻を書き出してみる
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平均すると何時間眠れているか計算してみる
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7時間を大きく下回っているなら、まずは”+30分の睡眠確保”を目標にする
小さな見直しでも、積み重ねることで睡眠の質や、日中の集中力・気分・体調が変わってきます。
まとめ:あなたの睡眠時間は足りていますか?
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7〜8時間睡眠が多くの人の「ちょうどいいゾーン」
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日本人は世界的にも睡眠時間が短く、特に中高年層で顕著
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自分の「当たり前の睡眠時間」が、本当に自分のからだに合っているかを見直すことが大切
まずは今夜から、「いつ寝て、いつ起きているのか」を意識してみてください。
睡眠時間を少し整えるだけでも、からだと心のコンディションは変わっていきます。
