社員のパフォーマンスが上がらない」は体内時計の問題かもしれません——生体リズムと職場生産性の知られざる関係

「施策を打っても、どうも社員の集中力が続かない」

「テレワーク導入後から、なんとなく全体の動きが重い」

「指導しても改善しない——でも何が問題なのかがわからない」……。

スキルや姿勢の問題を疑う前に、ひとつ確認しておきたいことがあります。

「生体リズム(体内時計)の環境が、組織として整っているか」という視点です。

これは「個人に早く寝るよう伝える」とは別の、組織マネジメントの話です。



生体リズム3つのポイント

  • 体内時計は毎日"ズレる"設計になっている
    人間のサーカディアンリズム(概日リズム)は約24.2時間で、そのままにすると毎日12分ずつ後にズレていきます。これをリセットするのが「朝の光」ですが、テレワーク化でこのリセット機会が失われた従業員が増えています。

  • 朝の光の浴び方が、夜の睡眠の質を決める
    朝に太陽光を浴びると、その13〜15時間後に睡眠ホルモン(メラトニン)が分泌されます。つまり、「夜きちんと眠れるか」は、実は「朝どう過ごしたか」によって決まります。夜のケアより、朝の環境が鍵になります。

  • 生体リズムの乱れは「評価を狂わせる」——環境要因を取り除くと、真のマネジメント課題が見えてくる
    起床後15時間以上の覚醒状態は酒気帯び運転と同程度にまで作業能率が落ちるとされており(厚生労働省)、日本全体でのプレゼンティズムによる経済損失は年間約7.6兆円にのぼります。しかし最大の問題は損失額の大きさよりも、「生体リズムによるパフォーマンス低下」が「やる気・能力の問題」に見えてしまう点です。

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